仕訳CSVを会計ソフトに取り込む手順と、つまずきやすい5つのポイント
記帳代行やAIサービスで作った仕訳帳は、多くの場合CSVファイルで受け取ります。主要なクラウド会計ソフトには「仕訳帳のインポート」機能があり、ソフトが用意するサンプル形式の列に合わせて取り込むのが基本です。
基本の手順(どのソフトでも共通)
- 会計ソフトの「仕訳帳」画面で、インポート用のサンプルフォーマット(テンプレート)をダウンロードする
- サンプルの1行目(列名)を確認し、受け取ったCSVの「取引日」「借方勘定科目」「借方金額」「貸方勘定科目」「貸方金額」「税区分」「摘要」を、対応する列に貼り付ける
- 少ない件数(数行)で一度テスト取込をして、科目・税区分が意図どおりになるか確認する
- 問題なければ全件を取り込む
たとえばマネーフォワード クラウド会計では、「会計帳簿」→「仕訳帳」→「インポート」からサンプルフォーマットをダウンロードできると、公式ガイドで案内されています。具体的な画面や列の並びはソフトや版によって異なるため、各社の公式ヘルプを必ずご確認ください。
つまずきやすい5つのポイント
1. 勘定科目名が一致しない
多くのソフトでは、CSVの勘定科目名がソフト側の科目マスタと完全一致している必要があります。たとえば「会議費」がソフト側で「会議費(打合せ)」になっていると、取込時にエラーや新規科目の追加確認が出ます。先にソフト側の科目名を確認し、CSV側を置き換えましょう。
2. 税区分の名称が違う
「課税仕入10%」をソフトでは「課税仕入 10%」や「課対仕入10%」と表記するなど、名称の違いがよくあります。科目と同じく、ソフト側の正式名称または省略名に合わせます。
3. 文字化けする
Excelで開くと文字化けする場合は、文字コードの違いが原因です。UTF-8版で化ける場合はShift_JIS版を(またはその逆を)お試しください。
4. 会計年度外の日付
取込先の会計年度(個人事業主なら通常1月1日〜12月31日)の範囲外の日付があると、取り込めないことがあります。
5. 二重取込
仕訳のインポートは、取り込むたびに新しい仕訳として登録されるのが一般的です。同じファイルを2回取り込むと二重計上になるため、テスト取込した分は削除してから本番の取込を行いましょう。また、口座連携で自動取得している明細と、CSVの仕訳が重複しないよう注意してください。
取込前のチェックリスト
- 勘定科目名・税区分名をソフトの名称に合わせた
- 「要確認」の仕訳を確認・修正した
- 領収書とカード明細の重複を削除した
- 家事按分の金額を調整した
- 数行でテスト取込を行った